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まとめの書き方と例文を目的別に解説|アクションを促すコツは?

文章を書き慣れていない人の中には、まとめを書くのが苦手なという人も多いでしょう。そこで、こちらではまとめの書き方と例文を目的別に解説します。

「一般的なまとめ」の書き方と例文

一言に「まとめ」と言っても、記事全体を整理して要約したような一般的なまとめと、何かしらのアクションを促すまとめの2種類があります。

こちらではまず前者の一般的なまとめの書き方と例文を紹介します。

ステップ⑴要点をピックアップ

まずは、記事全体から要点をピックアップします。目次にした部分の中見出しから適宜ピックアップするとちょうど良いです。要点を明確にすることで、記事の内容を頭の中で整理できるので、読者にとって理解しやすくなります。

ステップ⑵落とし所を決める

次に、まとめの中で読者に伝えたい最終的なメッセージや結論を決めます。ただの要約だけでもまとめとしての役割は果たせますが、書き手の主張やスタンスを明確にした方が、読後感が良く、読者に印象付けることができます。

ステップ⑶書く

最後に、選んだ要点と落とし所をもとに、簡潔かつ明瞭にまとめを書きます。読者がすぐに理解できるように、専門用語の使用はできるだけ避けて、シンプルな言葉を使うことがポイントです。

一般的なまとめの例文

時間管理の方法について書かれた記事のまとめの例文が以下の内容となります。

例文

この記事では、時間管理の重要性とその実践方法について解説しました。効率的な時間管理は仕事とプライベートのバランスを保ち、ストレスを軽減するのに効果的であることがおわかりいただけたでしょう。

タスクリストの作成、優先順位の設定、デジタルツールの活用など、日々の生活にこれらのテクニックを取り入れることで、時間を有効に活用し、より充実した生活を送ってみてください。

「商品購入を促すまとめ」の書き方と例文

続いて、商品購入を促すまとめの書き方と例文を紹介します。なお、紹介する5つのステップは、基本的にメルマガやLINEへの登録誘導にも有効ですので、参考にしてみてください。

ステップ⑴要約する

記事のまとめで商品購入を促す場合、記事の本編では商品のニーズを喚起する問題点に触れていることが一般的です。そのため、まずは通常のまとめと同様に記事の内容を要約してあげましょう。

ただし、要約部分が長すぎると商品購入を促す後半部分まで読んでくれる人が減るので注意が必要です。

ステップ⑵問題点を提示する

読者が解決したいと思っている問題点を改めて明確にしてあげましょう。記事の本編で解決策を提示した上で、さらなる問題点を提示するのもありです。

たとえば、本編で野菜をみじん切りにする方法を解決策として説明したときに、「でもみじん切りは時間がかかるし、量が多いと大変」という新たな問題点を提示するなどです。

ステップ⑶解決策を提示する

問題提起をした後は、すぐに解決策を提示しましょう。たとえば、前述した「みじん切りの負担」という問題を解決するのであれば、解決策として「みじん切り器」を紹介するなどです。

ステップ⑷ベネフィットを伝える

解決策として商品を紹介した後は、その商品を使うことでどのような未来が手に入るかを伝えます。「このみじん切り器を使えば、包丁を使わずにわずか8秒でみじん切りができます。手も疲れないし、まな板の上も散らかりません。しかも、電気不要!」みたいな感じですね。

ステップ⑸誘導する

最後に商品購入サイトへのクリックを促します。自分が買った商品であれば、自分の感想を添えると効果的です。また、著名人が使っているならそれをアピールしても良いですし、どれくらい売れたかデータがあるなら、それをアピールしても良いでしょう。

このように、ただ商品を紹介するのではなく、ベネフィットを十分に伝えた上で、背中を押すような情報を添えることがポイントです。

商品購入を促すまとめの例文

みじん切り器の購入を促すまとめの例文が以下の通りです。

例文

「包丁の向きを変える」「根本は切り落とさない」など、玉ねぎのみじん切りのコツについて解説しました。しかし、自力でみじん切りをするのは時間がかかりますし、特に量が多い時は大変です。

そこでご紹介したいのが、弊社の新商品のみじん切り器です。こちらを使えば、包丁を使わずわずか8秒で玉ねぎをみじん切りにできます。手が疲れないですし、まな板の上も散らかりません。しかも、電気不要なので充電いらずなんです。詳しくはこちらのサイトをご確認ください」

「別記事の閲覧を促すまとめ」の書き方と例文

記事のまとめでは、別記事の閲覧を促すケースもあります。そこで、こちらでは別記事の閲覧を促すまとめの書き方と例文を紹介します。

ステップ⑴要約する

他のまとめと同様に、まずは記事の要約をします。本文もしくは目次から要点をピックアップし、落とし所を決めましょう。

ステップ⑵別記事の興味付けをする

次に、その記事を読んだ読者が興味を持っていそうなテーマや問題点を提示し、興味付けをします。たとえば、「ライティングにAIを活用するメリット」について書かれた記事のまとめの中で、「AIが多すぎて、どれを使えばいいか迷う人も多いです」「まずは無料のAIから試してみたいですよね」のような興味付をするなどです。

ステップ⑶誘導する

最後に、「もっと詳しく知りたい方はこちら」といったフレーズを使って、読者に別の記事を読むように誘導します。その際、別の記事を読むと読者にどのようなメリットがあるのか、どのような追加情報が得られるのかを簡潔に伝えることが重要です。

たとえば、「Webライターにオススメの6つのAIを紹介しているので、詳しくはこちら」「無料で使えるAIを知りたい方はこちら」のような形です。

別記事の閲覧を促す例文

「ライティングにAIを活用するメリット」について書かれた記事のまとめの例が以下です。

例文

作業時間の短縮、アイデア出し、見出しのクオリティアップなど、ライティングにAIを活用するのは多くのメリットがあります。WebライターにとってAIは今後欠かせない武器になっていくでしょう。しかし、中には「AIが多すぎてどれを使えばいいかわからない」という方もいると思います。

そんな方は、WebライターにオススメのAI6選を紹介しているこちらの記事も読んでみてください。

「アクションを促すまとめ」の書き方の4つのポイント

最後に、商品購入やLINE登録、別記事の閲覧など、読者に何らかのアクションを促すまとめを書く際のポイントを4つ紹介します。

共感する

読者が直面している問題に共感を示すことで、ぐっと引きつけることができます。過去に同じ問題に直面したことがあれば、その経験談を添えてもいいでしょう。

たとえば、「私も昔は誤字脱字が多くて、よく上司に怒られていました。でも、今はこのAIに文章をコピペするだけで、勝手に誤字脱字を見つけて修正してくれるんです。試しに使ってみたい方は〜」のような形です。

ベネフィットと損失回避を使い分ける

人間の行動原理は、大きく分けると「ベネフィット」「損失回避」の2つです。つまり、良い気持ちになりたくて行動するか、嫌な気持ちになるのを避けるために行動するかです。

アクションを促す際は、誘導する内容に応じてこの2つを適切に使い分ける必要があります。

たとえば、自動車を売る時はベネフィットを強調した方が売れやすいです。CMを見ても、イケメンや美女を載せたピカピカの新車が颯爽と走っている映像ばかり映っています。

逆に、保険商品を売る時は買わないことによる損失を強調した方が売れやすいです。事故を起こしたらいくらくらいの賠償金が発生する可能性がある、などです。

このように、誘導したい商品やサービスの性質に合わせて、切り口を使い分けるといいでしょう。

揺るがぬ証拠を提示する

「●●省公認の〜」「上場企業が多数導入の〜」「●●大学の教授が認めた〜」「販売開始1週間で●●万個売り上げた〜」「●●新聞で取り上げられた〜」「Youtuberの●●さんも愛用している〜」など、商品やサービスの信頼性をアップさせる情報があれば、必ず誘導の際に活用しましょう。

これらの情報があるのとないのとでは、誘導先のサイトへの流入数が大きく変わります。

緊急性を訴求する

可能であれば、何かしらの緊急性を訴求しましょう。なぜなら、今すぐアクションを起こす理由がない限り、大抵の人はアクションを起こさないからです。

Amazonや楽天のタイムセール、通販番組の個数限定など、ここぞという誘導では必ずと言っていいほど「緊急性」があります。

まとめ

まとめの書き方は目的に応じた型があります。特にアクションを促すようなまとめは、お伝えしたようなポイントを押さえないと中々上手く誘導できません。

「毎回ポイントを気にしてまとめを書くのは大変だな」と思った方は、ぜひAIを活用してみてください。書いた記事を読み込ませて、「●●文字でまとめを書いて」と指示を出すだけで、AIがまとめを書いてくれます。

AIの使い方に興味がある方はこちらの記事も参考にしていてくださいね。

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  • この記事を書いた人

ちぃ

闘うフリーランス/脱サラから10年の元社畜/ライティングとマーケティングで生活中

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