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Webライターの労働時間は?効率的に書くコツを解説

Webライターになるか迷っている方にとって、労働時間がどれくらいなのかは重要なポイントでしょう。

副業にしろ、本業にしろ、どれくらいの収入を得るためにどれくらいの時間がかかるものなのか、知っておく必要があります。

そこで、こちらの記事では現役のWebライターである私のこれまでの経験を基に、Webライターの労働時間の目安、よくある時間の無駄遣い、作業時間を短縮するコツを解説します。

Webライターの1日の労働時間

Webライターの1日の労働時間は、一般的な会社員の方とそれほど変わらないと思っていいです。

私の日々の平均労働時間は7〜8時間程度であり、無理をしているわけでもなければ、極端にだらけているわけでもありません。

では1日平均7〜8時間働いたとして、Webライターの仕事でどれくらいの収入を得られるのかというと、それは正直一概には言えません。

なぜなら、その人によって契約形態や単価が大きく異なるからです。以下に3つのタイプのWebライターを紹介するので、参考にしてみてください。

文字単価で契約しているWebライター

1日の労働時間:8時間

契約形態:文字単価(1文字1円)

仕事内容:SEOを意識した記事作成

月に20日間稼働したとすると、月間稼働時間は8時間×20日間=160時間です。

仮に5000字の記事を書くのに3時間をかけ、確認や修正にさらに1時間をかけて、1記事作るのに4時間かかるとします。

160時間÷4時間=40記事であり、1記事の文字数は5000字なので、月収は20万円(*1)、時給は1250円です。

成果報酬で契約しているWebライター

1日の労働時間:8時間

契約形態:成果報酬(利益の20%)

仕事内容:セールスライティング

成果報酬とは、成果に応じて報酬の金額が決まるタイプの契約形態です。

たとえば、商品やサービスを売るセールスライティングの仕事をしたとして、利益の20%をもらう契約だったとします。月の稼働日数は同じく20日間です。

仮にその月の利益が300万円だとすれば、300万円×20%=60万円ですので、月収は60万円(*2)、時給は3750円です。

月額固定で契約しているWebライター

1日の労働時間:8時間

契約形態:月額固定30万円

仕事内容:SEOを意識した記事作成

月額固定30万円の契約(*3)で、1日8時間、月20日間稼働したとすると、時給は1875円となります。

このように、労働時間は同じだとしても、契約条件によって時給はかなり違います。

1つ目の文字単価で契約するWebライターが、2つ目の成果報酬で契約しているWebライターと同じ月60万円を得ることは、現実的にほぼ不可能と言えるでしょう。

ただ、これらはあくまで一例です。実際は月額固定を複数のクライアントと契約している人もいれば、クライアントによって成果報酬と月額固定とで分けて契約している人もいます。

つまるところ、1日の労働時間はあくまで目安でしかなく、「どれだけの時間働くか?」よりも「どういう契約をするか?」の方が、収入に影響を与えやすいということです。

極端な話、自分でブログやサイトを育てて、そこでアフィリエイトをして莫大な収入を得ている人は、1日の稼働時間は3時間以下という人もいます。

仮に月100万円の収入を得ているとしたら、月20日間稼働したとして、月の合計稼働時間は3時間×20日間=60時間なので、時給は16,666円となります。

「得たい収入」と「無理なく働ける労働時間」のバランスを考えて、クライアントを見つける必要があるでしょう。

ちぃ
ちなみに私は月額固定の契約もあれば、時給の契約、成果報酬型の契約など、その時々でさまざまなタイプの契約をしています。

(*1)(*2)(*3)税金の支払いについては今回は割愛します

Webライターが1記事に使う労働時間

次に、Webライターが1記事に使う労働時間について解説します。

私自身、Webライターになりたての頃は、「1記事にこんなに時間をかけているのは自分だけじゃないだろうか?」「なんでみんなそんなに早く書けるんだ??」と悩んだことがあります。

それこそ、最初の頃は1000字くらいの文章を書くのに1時間以上はかけていました。

これはあくまで私個人の感覚ですが、1000文字の初稿を20分ほどで書ければ、早い方だと思います。

ただし、これはあくまで書くだけの時間です。記事を作成するには事前のリサーチや、初稿作成後の編集作業があります。ですので、

リサーチ:30分

初稿作成:1時間

編集:30分

このように、リサーチ、初稿作成、編集を含めて、合計2時間くらいで3000文字を書くのが1つの目安と言えそうです。

Webライター初心者にありがちな労働時間の無駄遣い

Webライター初心者の方にありがちな労働時間の無駄遣い5パターンを紹介します。

ちりつもでかなりの時間を無駄遣いしている可能性があるので、ぜひチェックしてください。

⑴とにかく筆が止まる

ライティング作業中に筆が止まることは、誰にでも起こりえる現象です。

特に初心者の方で多いのは、1行目・件名・キャッチコピーなどの最初の文章で手が止まってしまうことです。

そんな人にまず言いたいのは、最初から100点を目指さないでくださいということです。

自分で高いハードルをもうけてしまったために、そのハードルを超えられずに手が止まるのは、初心者の方あるあるです。

「50点でもいいからまずは書いてみよう」と書き始めると、意外とスイスイ手が進みますよ。

⑵調べながら書いている

調べながら書いているせいで、結果的に労働時間が伸びている人もいます。

足りない情報を調べながら記事を執筆するのは確かに便利です。

でも、調べながら書くと集中力が切れやすくなり、時間の無駄遣いにつながることがあります。

理想としては、後で調べる必要がないくらい十分にリサーチをおこなうことです。

どれだけ書くスキルが高かったとしても、そもそも情報不足では文章を書けません。

⑶通知機能に作業を邪魔される

私が特に苦手なのが、些細なノイズで作業を邪魔されることです。

作業中にチャットやメールの通知が鳴ると、集中力が散漫になります。

また、緊急度が高い通知であれば、返信しなければならないこともあるでしょう。

そして、返信が終わったら、また元の作業に戻るために集中力を高めなければなりません。

そうして、労働時間がどんどん長くなるわけです。

ちぃ
作業を邪魔されるのがいやなので、私は基本的に通知を表示しない設定にしています。スマホも鳴りません。一定の作業時間を確保して、キリの良いタイミングで連絡系のアプリを開くようにしています。

⑷スマホをいじる

スマホは一番危険だと思っています。いろんな誘惑が詰まっていて、依存性があるので、手元にあるとついつい手を伸ばす人も多いでしょう。

仕事中にスマホをいじると、短い時間だとしても積み重ねでかなりの労働時間を浪費します。

作業中はスマホを遠ざけるか、必要な場合でも一定の休憩時間を設けて使用しましょう。集中して作業をするには、強い意思で誘惑を排除することが大切です。

⑸データが消える

Webライターにとって最もこわいのが、データの紛失です。

大切な文書ファイルがきちんと保存できていなかったり、データそのものが消えていたりすると、ゼロから記事を書き直さなければなりません。

単純に労働時間が倍になるだけでなく、自分のモチベーションも下がります。

定期的にバックアップを取るなど、保存習慣を身につけることが重要です。

Webライターが効率的に書いて労働時間を減らすコツ

最後にWebライターの労働時間を減らすコツを6つ紹介します。

⑴タイピングに慣れる

効率的なライティングに欠かせないのが、スムーズなタイピングです。タイピングの速さや正確さは、作業効率に直結します。

私がWebライター1年目の頃はよく「寿司打」というゲームでタイピングの練習をしました。

楽しみながらタイピングのスキルを向上させられるのでオススメです。

⑵ライティングと編集を分ける

初稿を書く「ライティング作業」とその後の「編集作業」を同時にやろうとすると、時間がかかります。

まずはエンドマークまで書き切ること。気になる部分や過不足がある部分は、編集の時間におこなうこと。このように目的によって作業時間を分けることで、効率的な作業ができます。

一度に完璧な文章を求めるのではなく、まずは調べたことを最低限わかりやすく書くことに集中しましょう。

⑶リサーチの質を上げる

記事のテーマや内容について情報不足や理解不足があると、文章を書く手が止まりがちです。

それを防ぐには事前のリサーチを徹底的におこなう必要があります。

私の感覚としては、「調べまくった結果誰かに説明したくて仕方ない!」と思えるくらいが理想です。

こういう感覚になるまでリサーチができた時は、恐ろしく早く書けるので、労働時間を短縮できます。

⑷クライアントごとにルールを把握しておく

Webライターの業界では、クライアントごとにライティングのルールが異なることは珍しくありません。

ある程度の規模感でやっているクライアントであれば、基本的にマニュアルがあります。

禁止用語や語尾、表現の選定など、文章を書く上でのルールが決まっているわけです。

これらのルールをよく覚えないまま文章を書けば、クライアントからルールを守れていないことを指摘されるだけです。

評価が下がる上に、やり直しが必要になるので労働時間を圧迫します。

無駄なやり直しを防ぐために、きちんとクライアントごとのルールを把握しておきましょう。

⑸特定のジャンルの仕事を多くする

書くスピードを上げるために、特定のジャンルの仕事を増やすという手があります。

例えば、「不動産賃貸」というジャンルの記事だけをひたすら書き続けたとします。

そうすると、自然とそのジャンルに関する知識や専門性が身に付くので、徐々にリサーチの量が減っていくのです。

いちいち調べて事実確認をしなくても書けるので、労働時間をかなり短縮できます。

⑹単価の高い案件を獲得する

これができれば苦労はしないのですが、一番手っ取り早い方法は単価の高い案件を獲得することです。

単価の高い案件を増やし、単価の安い案件を辞めていけば、おのずと時給は上がるので、必要以上に長く働く必要はなくなります。

ただし、単価の高い案件はそれだけ高いスキルを求められますし、責任も大きいです。

案件を失った時の売上のダメージも大きいので、慎重に選ぶ必要があります。

Webライターの労働時間についてよくある質問

Webライターの労働時間についてよくある質問に回答します。

1時間で何文字くらい書きますか?

私はそんなに早くない方ですが、きちんとリサーチをしていれば、1時間で5000〜6000字ほど書くことがあります。

それこそ、書き慣れているジャンルであればかなり早く書けます。

月20万稼ぐならどれくらい働く必要がありますか?

本記事の例であげたように、文字単価の契約のみで月20万円を目指すのはかなりしんどいと思います。

フリーランスであれば月20万円の報酬がそのまま自分の収入になるわけではないので(税金の支払いがある)、せめて月30万円は稼いでおきたいところです。

リスクを分散して、かつ労働時間をもう少し減らした上で、月20万円を目指すのであれば、やはり月額固定のクライアントを複数見つけるのが良いと思います。

月10万円のクライアントを1社、月5万円のクライアントを2社という形で契約すれば、フルタイムで働かなくても月20万円は十分目指せるでしょう。

Webライターの労働時間についてのまとめ

繰り返しになりますが、Webライターになるのであれば、労働時間をそこまで気にしない方が良いと思います。なぜなら、いただける案件によって時給が全然違うからです。

労働時間以上に大切なのは、

  • 「得たい収入」と「無理なく働ける労働時間」のバランスが取れているか
  • 将来的に持続可能な案件かどうか

この2点だと私は思います。

実際にフリーランスのWebライターが、どのような1日を過ごしているのか気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

ちぃ

闘うフリーランス/脱サラから10年の元社畜/ライティングとマーケティングで生活中

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