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人見知りがフリーランスになるべき理由|仕事の探し方も解説

人見知りでもフリーランスになれるの?

こちらの記事ではこのような疑問に対して、フリーランス10年目の人見知りが回答します。

フリーランスになった経緯や、普段どのように仕事をとっているのかも解説するので、参考にしてみてください。

【この記事がおすすめの人】
☑︎人見知りだけどフリーランスになりたい人
☑︎できるだけ人と関わらずに仕事がしたい人
☑︎人見知りなので今の仕事は向いていないと感じる人

人見知りでもフリーランスになれる

結論からいえば、人見知りでもフリーランスにはなれます。それが決して嘘ではないことを証明するために、まずは筆者の人見知りレベルをお伝えします。

また、人見知りの人がフリーランスになるメリットとデメリットも紹介するので、参考にしてみてください。

筆者の人見知りレベル

今でも人見知りですが、フリーランスになった当時はかなり重症でした。

・大勢の人前で話すときは心臓がドキドキして、足が震える
・初対面だとおどおどして目も合わせられない
・仕事で電話連絡をするときは簡単な台本を書いてからかける
・合コンに行っても自分から連絡先を聞けない
・コミュ力が高そうな人を前にすると萎縮する

ざっとこのような感じです。正直、半分くらいは今でも直っていません。

「どのような人の前でもバリバリコミュニケーションが取れるような人でないと、フリーランスとしてやっていけないのではないか?」

と不安に思う人もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

実際、人見知りの筆者でも約10年フリーランスを続けることができています。

多くのメリットがある

人見知りでもフリーランスとしてやっていけるのは、フリーランスとして働くことは、人見知りならではのメリットがあるからです。具体的には以下のようなメリットです。

労働環境をコントロールできる

フリーランスは自宅や静かなカフェなど、自分に合った場所で仕事ができますし、1日何時間働くかも自分で決められます。つまり、極力人に会わない労働環境を自分でデザインできるわけです。

筆者は複数のクライアントとお仕事をさせていただいていますが、実際に会ってコミュニケーションを取ることは基本的にありません。1人でやっているので、もちろん同僚もいません。家族以外とは誰とも会わずに1日を終えることは日常茶飯事です。

コミュニケーションはオンラインで完結

WEB系の仕事をするフリーランスの場合、ほとんどのコミュニケーションがメールやチャットなどのオンラインツールでおこなわれます。対面での会話に対するプレッシャーがなく、自分のタイミングで返信すればいいので、心地よく仕事を進めることができています。

無駄な人間関係をもたずに済む

1人で活動するフリーランスには、「職場の人間関係」という概念がありません。上司との飲みや同僚との付き合いなど、わずらわしい社交活動をしなくて済みます。自分が本当に必要とする人間関係だけを大事にできるので、ストレスフリーで仕事に没頭できます。

デメリットもある

人見知りならではのメリットがある一方で、当然デメリットもあります。具体的には以下のものです。

孤独

フリーランスは1人で仕事をする時間が多くなるため、孤独感を感じやすいです。特に、オフィスでの同僚との日常的な交流がなくなることは、人によってはかなりマイナスポイントでしょう。

張り合いがない

周りに同僚やライバルがいないので、張り合いがないと感じる人もいるでしょう。「同期のあいつが頑張ってるから、自分も頑張ろう」みたいな刺激は、基本的にありません。

また、仕事においてチームで頑張ることにモチベーションを感じるタイプの人も、向いていない可能性があります。悪く言うと、毎日自分に任された仕事を淡々とこなすだけなので、社会との接点を感じにくくなります。

成長しにくい

上司からの指摘やアドバイスは、強制的に自分を成長させてくれるという意味で、かなり貴重です。その点、フリーランスに上司はいないので、成長できるかどうかは完全に自分次第といえます。

また、他人からのフィードバックの少ない環境なので、客観的に自分を評価することが難しいです。1人きりで仕事をしていると、「もっと勉強してスキルを高めた方がいいのか?」「いや、結構頑張っている方じゃないか?」と、自問自答するしかありません。

そのため、自分に甘いタイプの人は、会社員の方と比べて成長しにくい可能性があります。

人見知りがフリーランスになった理由

「人見知りがフリーランスとしてやっていくことなど、無理ではないか?」と、筆者も思い込んでいました。では、なぜそんな私がフリーランスになったのか、理由を少しだけ説明します。

結論から言うと、「他に選択肢がなかったから」というのがフリーランスになった理由です。20代前半の頃、ブラックなベンチャー企業でボロ雑巾のように働き、WEBライターとして下積みをしていました。

「これ以上、この会社にいるメリットはない」と思い、転職活動を始めたのですが、それが全く思うように進まなかったのです。エージェントから提案される求人はどれも自分の希望とは違うものばかりで、ライターとしての経験を活かせるような求人が、当時はありませんでした。

そんな時、同僚から

ちぃさん、独立しちゃえば?自分でやればいいじゃん。ちぃさんならできるよ

と背中を押されたのです。独立なんて雲の上の世界の話だと思っていたのですが、同僚からの言葉をきいて「自分が勝手にハードルを上げているだけなのかな?」と考えを改め始めました。

そこで、本当に自分のスキルを必要としてくれる会社なんてあるのか?という疑問の答え合わせをするために、試しに「業務委託」の募集をしていたWEBマーケティングの会社に応募してみました(その時はまだ会社を辞めていません)。

結果、業務委託として採用していただき、人生で初めて「個人」として仕事をもらう経験をしたのです。

このように、第三者からの後押しと、小さな成功体験を経て、筆者はフリーランスの道を歩み始めました。この10年、いろいろと浮き沈みはありましたが、なんやかんやで人並みに幸せな生活を送ることができています。

人見知りのフリーランスが仕事を探す方法

人見知りの人がフリーランスになる上で、特に気になるのが「仕事を探す上で不利なのでは?」という問題だと思います。そこで、こちらでは人見知りのフリーランスが仕事を探す方法をいくつか紹介します。

方法⑴WEBサービスを活用する

最近では、フリーランス向けにたくさんのクラウドソーシングサービスやマッチングサービスが存在しています。これらはスキルとプロジェクト要件を基にマッチングがおこなわれるので、人に会うことなく仕事を獲得することが可能です。たとえば、以下のようなサービスが該当します。

  • ワークシップ
  • キャリーミー
  • クラウドリンクス
  • リモプル
  • ビデオワークス
  • レバテックフリーランス
  • ハッピーエンジニア
  • Tech Stock
  • foriio Creator Match

実際、筆者がいま携わっている仕事は、すべてこういったWEBサービスを介して獲得したものです。

方法⑵営業活動をする

「人見知りだから、営業活動なんてできない!」という人は、メールやSNSのDM機能などを通じて営業活動をするのもありです。先述したWEBサービスを利用するよりは勝率が下がりますが、クライアントの求めるスキルと自分のスキル・価格帯がマッチすれば、仕事を獲得できる可能性は十分にあります。

方法⑶顔の広い人に紹介してもらう

顔の広い人と仲良くなり、その人物のネットワークを活用させてもらうのも手です。既にフリーランスとして活動している知人や、業界内で顔の広い人からの紹介であれば、お互い安心して仕事を始められます。

ただし、リアルな人間関係を介した仕事の紹介は、マッチングしなかった際に関係性がこじれるリスクがあるので注意が必要です。ミスマッチがないか、事前にしっかりと確認をとりましょう。

まとめ

フリーランスを目指す人見知りの人の中には、「人見知りを直さないと!」と焦っている人もいるかもしれません。しかし、筆者のようにWEB系のお仕事でフリーランスをやるのであれば、人見知りは別に直す必要がありません。リアルで人と会う機会はほぼないからです。

個人的には、バリバリコミュ力が高いのに仕事ができない人より、コミュ力が多少低くても仕事がちゃんとできる人の方が、良いギャップを生めると思っています。

何より、筆者のような人見知りが約10年フリーランスを続けられていますので、それを励みにしていただければ幸いです。一緒にがんばりましょう。

  • この記事を書いた人

ちぃ

WEBライター歴13年目/フリーランス10年目/現在のクライアントは東京1社・大阪2社・高知1社/業務はSEO・DRM・ディレクション等

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